分(ぶ)

江戸時代における金貨の貨幣単位。両の4分の1,朱の4倍。両と同様に重量単位から転じた。慶長小判では1枚の重量を4匁7分6厘,一分金はその4分の1としたが,のち改鋳によって小判の重量が変化しても両と分の割合は変わらなかったので,重量単位としての意味を失い,貨幣単位として定着した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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