坊(ぼう)

都城における街路に囲まれた土地・行政区画。ふつう東西に連なる4坊が1条を構成,ときには条を坊と称した。「延喜式」では坊は16の町にわかれ,全体で180丈四方。中国では漢代以降の都城にみえ,日本でも藤原京の「林坊」の名が知られるので,遅くとも7世紀には導入されていた。なお「和名抄」の訓はマチで土地の区画を意味し,そのため条里の「坪」や坊内部の「町」にも坊の字があてられることがあった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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