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小石川養生所(こいしかわようじょうしょ)

養生所とも。1722年(享保7)江戸小石川の町医師小川笙船(しょうせん)の目安箱への建議にもとづき,江戸幕府が小石川薬園内に設けた施療施設。江戸市中の貧困な病人の救護を目的とした。町奉行支配のもと,笙船・林良適ら医師団と与力・同心など役人らからなる。収容人数ははじめ40人だったが,23年に100人,29年には150人に増加,江戸庶民の医療に大きな役割をはたした。1868年(明治元)医学所の所属となる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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