マニラ

フィリピンのルソン島南西部マニラ湾に臨む都市。16世紀後半からスペインのフィリピン植民地化の拠点となり,メキシコ・中国との交易で繁栄。17世紀初期にはディラオ,サンミゲルの二つの日本町も成立した。1898年米西戦争の結果アメリカの領有となり,市街はめざましい近代化をとげたが,第2次大戦中日本軍が占領,末期の大規模爆撃により壊滅的打撃をうけた。戦後は首都圏が拡大,日本の企業進出や観光客も多い。1975年ケソンなど4市13町をあわせてメトロ・マニラが誕生,初代知事にイメルダ・マルコス大統領夫人が就任した。フィリピン共和国の首都。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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