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磨崖仏(まがいぶつ)

天然の露頭に刻まれた石仏。日本では白鳳時代から遺例がみられ,奈良・平安時代には東北から九州地方に分布した。ことに11~12世紀の豊後地方には堆積岩質の大規模な作例が集中し,地方色をもつ造像文化の好例として注目される。滋賀県狛坂(こまさか)廃寺磨崖仏,大分県臼杵(うすき)石仏,栃木県大谷(おおや)石仏などが代表的なもの。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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