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村田春海(むらたはるみ)

生没 1746~1811.2.13 江戸中・後期の国学者。本姓は平,通称は平四郎,字は士観(さちまろ),号は織錦斎・琴後翁(ことじりのおきな)。江戸の干鰯(ほしか)問屋に生まれ,幕府連歌師の坂昌周の養子となる。のち本家を相続したが身代を傾け,隠居後は風雅を事とした。漢籍を服部白賁(はくひ)に,国典を賀茂真淵に学び,加藤千蔭とともに江戸派歌人の領袖として名を馳せ,松平定信の寵遇をうける。著書は歌文集「琴後集」「和学大概」「竺志(つくし)船物語」。真淵の「賀茂翁家集」を編纂した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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