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村切(むらぎり)

江戸時代の土地用語。検地によって村境を確定して村域を定めること。村切の語は1594年(文禄3)の太閤検地条目にあり,以後,江戸初期の検地を通じて進められた。村切による近世村落の形成は比較的順調に進められたといわれるが,場所によっては錯綜した複雑な関係を一掃できず,村境をめぐる紛争がひきおこされた地域もあった。なお中世以来の村落間の出入作の整理を村切ということもある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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