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無政府主義(むせいふしゅぎ)

アナーキズムとも。政治的権力や宗教的権威を否定し,一挙に自由人の結合による理想社会の実現をめざす思想。18世紀末,産業革命とフランス革命で揺れるイギリスで,ゴッドウィンが政府のない社会を提唱,シュティルナーが体系化し,プルードンをへてバクーニンが組織化してマルクスと対立。クロポトキンの思想はアナルコ・サンディカリストに影響を与え,大杉栄を通して日本の社会運動にも大きな影響を及ぼした。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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