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念珠関(ねずがせき)

念誦の関・念種関とも。出羽国に設けられた関。勿来(なこそ)関・白河関とともに奥州三関の一つ。11世紀の成立とされる歌学書「能因歌枕」が初見で,「吾妻鏡」「保元物語」「義経記」などにも登場。関跡は現在の山形県鶴岡市鼠ケ関に比定される。1968年(昭和43)の発掘により,11世紀の千鳥走行型柵列跡・土器製塩遺構・製鉄遺構などが発見され,関跡と推定された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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