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笈の小文(おいのこぶみ)

「大和紀行」「卯辰(うたつ)紀行」とも。俳諧紀行。1冊。芭蕉著。乙州(おとくに)編。1709年(宝永6)刊。旅の行程は,1687年(貞享4)10月の江戸出立から伊賀国上野帰郷,翌年3月の門人杜国(とこく)を伴っての吉野・大和巡遊,4月の須磨・明石遊覧から入京まで。芭蕉第3の紀行文で,冒頭の風雅論・紀行論は重要だが,作品全体の完成度や成立経緯に関しては諸説あって一定しない。「日本古典文学大系」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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