斉(せい)

中国の南北朝時代の王朝の一つ(479~502)。北朝の北斉に対して南斉ともいう。蕭道成(しょうどうせい)(高帝)が宋の順帝の禅譲をうけ,王朝を開いた。しかし内政は振るわず内紛が続き,和帝が梁王の蕭衍(しょうえん)に禅譲して王朝は滅んだ。外交では479年にはじめて加羅(から)王の朝貢使をうけ,倭王の武を鎮東大将軍に叙し,百済(くだら)と倭を軸に北朝と高句麗に対抗した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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