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早歌(そうが)

宴曲とも。中世歌謡の一つ。南北朝期~室町中期に盛行。七五調を基調とする歌詞を連ねた中・長編の歌謡。詞章の内容は道行歌・教訓歌・仏教歌・物尽し・四季を詠んだものが多い。明空(みょうぐう)らの編集した「宴曲集」など18集に173曲を収める。和讃(わさん)や催馬楽(さいばら)に似た斉唱形式の声曲で,一定の拍律にのせてうたい進める楽曲形態や詞章にゴマ点を付す楽譜の形態などには,最初期の能の謡(うたい)と共通点がみられる。武士・公家・僧侶など知識層の人々が,教養の一つとして宴席や寺院の延年,管弦講などの場で演唱。しかし確固たる伝承組織や強力な享受者・庇護者を欠き,戦国期からは衰退した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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