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上杉重房像(うえすぎしげふさぞう)

上杉氏の祖上杉重房の肖像彫刻。烏帽子(えぼし)をかぶり,狩衣(かりぎぬ)と指貫(さしぬき)をつけ,右手に笏(しゃく)をとって安座する姿は,鎌倉時代に流行した武人俗体像の典型的な様式。顔の写実表現が巧みで,肖像彫刻として優れた作域を示し,制作時期も13世紀にさかのぼる。高さ68.2cm。神奈川県明月院蔵。重文。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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