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中欧思想(ちゅうおうしそう)

Mitteleuropa ドイツ帝国とオーストリア‐ハンガリー帝国が団結しその指導下に中央ヨーロッパを再編し統合しようとする思想。ドイツ帝国主義の世界政策の行き詰まり,とりわけ第一次世界大戦中の対ドイツ封鎖に対し,両国の合邦また中欧関税同盟の結成が論じられた。特にナウマンの『中欧論』(1915年)は中欧諸民族の連合,ドイツ統制経済の全中欧への拡大を説いて内外に大きな反響を呼んだ。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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