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チャーティスト運動(チャーティストうんどう)

Chartism 1832年の選挙法改正に不満を持った都市の中産階級や労働者が,議会改革のさらなる徹底を求めて展開した運動。38年に発表された人民憲章がその行動の指針となり,議会に請願活動を行ったが,穏健な方法をとるラベットらの理性派と,北部の労働者を中心にして過激な手段もいとわないオコナーらの暴力派に分裂した。48年議会に最後の請願を行ったのち運動は衰滅した。しかし人民憲章の掲げた要求のうち,議会の毎年選挙を除いて,残りのすべては20世紀前半までに実現した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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