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エッセネ派(エッセネは)

Essenians ユダヤ教の一分派。原意は「敬虔(けいけん)な者たち」で,前1世紀頃パレスチナの荒野に共同生活を営む集団として現れた。禁欲的な祭司群を中心に,誓約して入会を許された者,志願者らからなり,旧約聖書の律法を学び,沐浴(もくよく)し共同食事を行っていた。一時は4000人ほどになり,洗礼者ヨハネはこの群から出たらしい。1945年に死海北西岸のクムランで多数のパピルス文書が発見されたが,エッセネ派に属すると考えられている。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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