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牌符(はいふ)

paifu 中国で古来より職務を帯びた者,または使者が信任状として携行したもの。モンゴル帝国ではチンギス・カンのとき,その広大な領土を連絡するために駅伝の整備に伴い,金虎符(きんこふ),金符,銀符の制が設けられ,のちに海青符(かいせいふ),円符が現れた。牌面には漢字,ウイグル文字,パクパ文字などで駅伝利用の自由の保証が刻された。いずれも符といっても折半するものではなく,牌として単独に用いられた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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