1. 用語
  2. 世界史 -は-
  3. ハイバル峠(ハイバルとうげ)

ハイバル峠(ハイバルとうげ)

Khaybar[ペルシア],Khyber[英] カイバル峠ともいう。パキスタン北西端の峠。パキスタンのペシャーワルとアフガニスタンのカーブルを結ぶ交通・戦略上の要衝。第2次アフガン戦争で1879年にイギリス領となり,それをパキスタンが継承。この峠は,古来,西アジア,中央アジアからインドへの門戸であり,前1500年頃のアーリヤ人をはじめ,アレクサンドロス大王,ムガル帝国のバーブルなどが,ここからインドに侵入した。ここを通って仏教が中央アジアへ伝えられ,法顕(ほっけん)や玄奘(げんじょう)が天竺(てんじく)入りした。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう