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マドレーヌ文化(マドレーヌぶんか)

Madeleine 氷河時代最後のヴュルム氷期の第2期後半の旧石器時代末期の文化。フランス,ドルドーニュ県マドレーヌ岩陰遺跡にちなむ。この文化の中心はフランスであるが,他にスペイン,イギリス,ベルギー,ドイツ,オーストリア,チェコ,スロヴァキア,ハンガリー,イタリア,スイス,ポーランドにも及ぶ。ビュラン(刻刀)などフリント製石刃(せきじん)石器文化。骨角器には多くの種類があり,幾何学文や動物文をつけたものがある。フランコ・カンタブリア芸術といわれる南西フランスから北スペイン洞窟絵画は主としてこの文化に属し,クロマニョン人が担い手であった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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