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マーストリヒト条約(マーストリヒトじょうやく)

Maastricht 1991年12月,オランダのマーストリヒトで開催されたEC首脳会談で合意,92年2月に採択された条約。正式名称はヨーロッパ連合条約(Treaty on European Union)。この条約により,従来独立の共同体として並存していたEEC,ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体(ECSC),ヨーロッパ原子力共同体(EURATOM)をEUの基礎的な構成要素とし,共通外交・安全保障政策,単一通貨の導入,EC(現EU)議会の権限強化が目標とされた。当初,93年1月1日に発効する予定だったが,デンマーク国民投票で否決されたため延期され,ようやく11月1日に発効した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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