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マジマジ反乱(マジマジはんらん)

Maji Maji マジマジ闘争ともいう。1905~07年に現在のタンザニア,ドイツ領東アフリカ南部で起きた初期抵抗運動。綿花の強制栽培制度や重税への不満を背景に,呪術師がヨーロッパ人の火器から身を護る霊水マジ(スワヒリ語で「水」の意)を広めたことで勃発。反乱がルフィジ川の南のマトゥンビからダル・エス・サラーム以南全域に拡大する過程で,超部族的連帯を実現。一時は攻勢に立つも近代兵器によって鎮圧された。しかし,強制栽培制度の中止を含むドイツの植民地政策の転換をもたらした。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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