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マコーリー

Thomas Babington Macaulay 1800~59 イギリスの政治家,著述家。長く下院議員として活躍し,ホイッグ党内閣に入閣したこともある(1839~41年など)。1834~38年,インド総督参事会の立法委員に任じられ,植民地インドの法改革に力を尽くし,また英語教育,イギリス文化導入を推進すべきことを主張した。著述家としては『エディンバラ・レヴュ』の寄稿者として知られる。主著『イングランド史』は未完に終わったが,歴史は専制を図る国王と自由を求める議会(ホイッグ党)の闘争で後者が勝利をおさめる過程ととらえるホイッグ史観を叙述したもので,イギリスにおける正統史観となるとともに明治中期に日本でも愛読された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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