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モンゴル語(モンゴルご)

モンゴル民族の使用する言語。北部方言(ブリャート諸方言),中部方言(ハルハ,チャハル,オルドス諸方言),東部方言(ホルチン,ハラチン諸方言),西部方言(オイラト諸方言)に大別される。語幹の変化は少なく,語幹に接尾辞を付することで単語が形成される膠着(こうちゃく)語的言語。母音は「男性母音」「女性母音」「中性母音」に分かれ,男性母音と女性母音が同一単語中に現れることはない(母音調和)。文字はキリル文字(モンゴル国,ブリャーチア共和国,カルムィク・タングチ共和国),ウイグル式モンゴル文字(内モンゴル),トド文字(新疆(しんきょう)ウイグル自治区のモンゴル族)が使用されている。また13世紀にパクパ文字,17世紀にソヨンボ文字などが用いられた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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