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ナイマン

Naiman 10~13世紀に,アルタイ山脈からイルティシュ川にかけて遊牧していたトルコ系部族。王国を形成し,ネストリウス派キリスト教を信奉し,文字を使用した。1204年タヤン・カンはチンギス・カンの攻撃を受けて殺され,ナイマン王国は滅んだ。ナイマン王国の印章を管理していたタタ・トンガは捕虜となり,文書行政と印章の使用をモンゴル帝国に伝えた。王子クチュルクは,中央アジアに逃れ西遼を乗っ取るが,18年チンギス・カンの派遣した討伐軍に殺された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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