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レヴァント貿易(レヴァントぼうえき)

Levant 中世における東方貿易をさす。11世紀のいわゆる「商業の復活」から,15~16世紀の大航海時代までの間,ヨーロッパの東方貿易は,主として北イタリア諸都市(特にヴェネツィア)とレヴァント地方との間で行われていた。香辛料や織物など東方の物産はレヴァントから北イタリアを経由してヨーロッパにもたらされ,その対価は主に南ドイツの銀であった。この貿易はやがて東インド新航路の発見によって衰退した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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