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ソクラテス

Sokrates 前469頃~前399 ギリシアの哲学者。アテネに生まれ,そこを生涯,活動の場とした。著作は一つもないが,問いと答えの対話術によって相手に無知を自覚させ,真の知に至ろうとする奮起を促した。その「無知の知」へ駆り立てる方法は,独特の皮肉と論理的スタイルを備え,相手に自発的魂の尊さを教えた。彼の方法は危険な詭弁(きべん)とも受け取られ,裁判のすえ死刑に処せられたが,弟子プラトンの数多くの作品に,その姿が刻まれている。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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