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大秦(たいしん)

Daqin 西域の国名。漢魏時代にローマ帝国の東方領土すなわちエジプト,シリア方面を大秦と呼んだ。後漢の西域都護班超(はんちょう)が部下の甘英を紀元97年に派遣したことが記録されている。のちに166年大秦王安敦(あんとん)の使と称するものが海路中国を訪れている。しかし南北朝時代に入ると大秦は空想の国となり,現実のローマ帝国は払菻(ふつりん)と呼ばれるようになった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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