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朝倉氏(あさくらし)

越前国の戦国大名。日下部(くさかべ)氏。但馬国朝倉(現,兵庫県養父(やぶ)市)からおこった。鎌倉時代,一族が御家人長井氏に仕えた。南北朝期には,広景(ひろかげ)が斯波(しば)高経に従って越前国に転戦,守護斯波氏に仕えた。その後,応仁・文明の乱頃,孝景の代に斯波氏の内紛に乗じて守護代甲斐氏を抑え,越前一国を支配。一乗谷(いちじょうだに)(現,福井市)を本拠として戦国家法の「朝倉孝景条々」を制定。以後,氏景・貞景・孝景・義景と続き,一向一揆などとの戦いをくり返した。1573年(天正元)織田信長に一乗谷を攻められ滅亡。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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