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蓄銭叙位法(ちくせんじょいほう)

奈良前期の銭貨普及政策。711年(和銅4)10月発布(12月に無位・白丁を対象とする追加法制定)。一定額の銭貨を蓄積した者に,その銭貨を政府へ納入するのと引換えに位階を与えるもので,売位政策の一種である。「続日本紀」同年11月条に,蓄銭人にはじめて位階を与えたとあるのが実施に関する唯一の史料で,どの程度実施されたかは不明。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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