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小西行長(こにしゆきなが)

生没 1558~1600.10.1 織豊期の武将。立佐(りゅうさ)の次男。弥九郎。日向守・摂津守。洗礼名アゴスチイノ。和泉国堺生れ。豊臣秀吉に仕え,1581年(天正9)に播磨国室津(むろのつ)を支配し,船奉行として各地に働き,85年には小豆島など2万俵を与えられた。四国・九州攻めに従い,88年肥後国宇土14万石を領した。女婿宗義智(よしとし)とともに対朝鮮交渉を命じられ,文禄の役では平壌まで進攻し,明との講和を画策した。交渉の末,秀吉の降表を偽作し秀吉の日本国王冊封という結果を得たが,96年(慶長元)大坂での講和が決裂したため,翌年慶長の役に出陣。関ケ原の戦では西軍として戦い,京で斬首。高山右近につぐ教会の保護者であった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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