1. 用語
  2. 日本史 -む-
  3. 宗像大社(むなかたたいしゃ)

宗像大社(むなかたたいしゃ)

「延喜式」は宗像神社。福岡県宗像市沖ノ島に沖津(おきつ)宮,同市大島に中津宮,同市田島に辺津(へつ)宮が鎮座。式内社。旧官幣大社。祭神は沖津宮が田心姫(たごりひめ)神,中津宮が湍津姫(たぎつひめ)神,辺津宮が市杵島姫(いちきしまひめ)神で,宗像三神と称する。この地域の海人を支配した宗像氏の祖神を祭ったものとされるが,朝鮮半島との交通の要路にあたり,早くから大和王権の祭祀にくみこまれていたらしい。律令制下には宗像郡が神郡とされ,889年(寛平元)従一位。神主宗像氏はのち大宮司となり,中世には武士化し御家人として活動したが,戦国期末に宗家が絶え,近世に庶流の深田千秋家により復興された。例祭は沖津宮・中津宮が旧暦9月15日,辺津宮が10月1~3日。「海の正倉院」とよばれる沖ノ島の沖津宮祭祀遺跡出土品は国宝。辺津宮の本殿・拝殿は重文。ほかに宗像神社文書などを所蔵。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう