1. 第一銀行(だいいちぎんこう)

第一銀行(だいいちぎんこう)

第一国立銀行が,1896年(明治29)の国立銀行営業満期とともに改組して普通銀行として発足。頭取は引き続き渋沢栄一(1916年まで)。1905年には韓国の銀行券独占発行の特権をえて事実上の中央銀行となる(09年に特権を韓国銀行に譲渡)。第1次大戦までは預金量国内一を保ち,その後も三井・三菱・住友の財閥系銀行に伍して五大銀行の一つとして金融界をリードしたが,戦時経済下の軍需ブームのなかで地位を後退させた。43年(昭和18)金融統制強化のなかで三井銀行と合併し帝国銀行を設立したが,第2次大戦後の48年に再分離。64年朝日銀行を合併,71年には日本勧業銀行と合併して第一勧業銀行を設立し,国内最大,世界でも最大級の金融機関となり,その後の銀行合併の先駆となった。さらに2002年(平成14)に富士銀行・日本興業銀行との合併により,みずほ銀行となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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