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徳川綱吉(とくがわつなよし)

生没 1646.1.8~1709.1.10 江戸幕府5代将軍(在職1680.8.23~1709.1.10)。3代将軍家光の四男。母は側室桂昌院(お玉の方)。幼名徳松。法号常憲院。1661年(寛文元)上野国館林藩主となるが,80年(延宝8)5月4代将軍家綱の後継となり,同年将軍職を継ぐ。前半は大老堀田正俊の補佐で文治政治を推進,賞罰厳明策をとり,儒学を好んで,90年(元禄3)江戸忍岡の聖堂を湯島に移し,翌年林信篤(のぶあつ)を大学頭に任じて朱子学を官学とした。正俊の死後は側用人牧野成貞や柳沢吉保を寵用,生類憐みの令をとったため犬公方(いぬくぼう)とよばれ,勘定奉行荻原重秀による貨幣改鋳などで治政は乱れたが,元禄文化が栄えた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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