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通言総籬(つうげんそうまがき)

江戸中期の洒落本。1冊。山東京伝作・画。1787年(天明7)刊。総籬は大籬ともいい,江戸吉原の最高の格式の遊女屋のことで,最新の通言で総籬を描く,という意。京伝の当り作である黄表紙「江戸生艶気樺焼(えどうまれうわきのかばやき)」(1785)の作中人物艶次郎・北里喜之介・わる井志庵などをそのまま登場させたり,松葉屋瀬川などモデルのある人物を登場させている。「新日本古典文学大系」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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