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上杉憲政(うえすぎのりまさ)

生没 ?~1579.3.17 戦国期の武将。憲房の子。関東の名門山内上杉氏の最後の関東管領。1531年(享禄4)管領となる。関東制覇をめざす北条氏と戦ったが,46年(天文15)河越城の戦の敗北などでしだいに圧迫され,52年長尾景虎を頼って越後に落ちた。景虎に上杉の名字と管領の職を譲り,景虎は上杉政虎(のち謙信)となった。78年(天正6)謙信の死後,上杉景虎・景勝が家督を争い戦うが,憲政の居館の御館(おたて)は景虎方の拠点となり,憲政自身もここに拠った。翌年御館は陥落し,憲政は景勝方の兵に殺害された(御館の乱)。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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