1. 倭の五王(わのごおう)

倭の五王(わのごおう)

「宋書」倭国伝にみえる5世紀頃の5人の倭王で,讃(さん)・珍(ちん)(「梁書」は彌(み))・済(せい)・興(こう)・武(ぶ)をいう。宋・斉・梁などの中国南朝に遣使朝貢し,日本列島と朝鮮南部の地域における軍事権の行使を意味する号を自称し,その承認を求めた。朝鮮南部の百済(くだら)・新羅(しらぎ)・任那(みまな)(加耶・加羅)に対する倭国の政治的・軍事的関与について,中国皇帝の保証を得るとともに,倭国内部における大王権力の強化をも意図したものであろう。応神以下の天皇に比定されるが,議論のわかれる王もある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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