1. 朝貢(ちょうこう)

朝貢(ちょうこう)

旧中国に対する海外諸国の偏務的外交・貿易形態。漢代以降の外国貿易は地大物博を誇る中国が,中国の物資に憧れてくる外国人に施す慈恵という形の下に運用された。中国皇帝から承認された朝貢国は,所定の年度に所定の人数の朝貢使節団(商人を含む)を所定の入国地点(開港場,互市場)を経由して派遣した。朝貢使は入国の港ないし首都で貢物を呈し回賜を受けた。港では関税を徴されるが,貢物以外は中国内で貿易できた。この制度の運用は,東北方面の隣国に対して厳しく,時代的には明初に厳格に行われた。清代になると西欧諸国の近代国際法との間に摩擦が生じた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう