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中原(ちゅうげん)

東周時代の都洛陽のある河南省を中心とした華北をさすが,天下を象徴的に表現している。「中原に鹿を逐う」とか「中原に鹿を得る」というように,周王の権威が失われてからは諸侯が天下を争う場となった。「中原の鹿」は天子の位をさしている。中国や中華も中央を示すが,中原の「原」には,多くの勢力が覇権を争った黄河下流の大平原であることが強調されている。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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