1. チャガタイ・ハン国(チャガタイ・ハンこく)

チャガタイ・ハン国(チャガタイ・ハンこく)

Chaghatai Khan チンギス・カンの第2子チャガタイの名に由来し,その子孫たちを君主とする中央アジア地域の政権の通称。チャガタイ・ウルスともいう。イリ河畔のアルマリクなどを拠点とし,オアシス地域も統治した。14世紀半ばに東西に分裂し,西部の政権は消滅したが,東部の政権はいわゆる東チャガタイ・ハン国(モグーリスターン・ハン国)として存続する。天山山脈北側の草原地帯を拠点として南側のタリム盆地周縁オアシス地域を勢力下に置いた。15世紀後半,カザフ人やウズベク人など新興の遊牧勢力の進出によって衰退する。支配者集団は天山南側のオアシス地域に分散して定着し,同時にトルコ化した。16世紀の前半には,カシュガル・ハン国が成立した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう