1. チェコスロヴァキア

チェコスロヴァキア

1918~39,45~92 1918年に成立し,92年に解体した中央ヨーロッパの共和国。39~45年にチェコとスロヴァキアは一時分離。主要民族は西スラヴ系チェコ人,スロヴァキア人。1918年にオーストリア‐ハンガリー帝国の解体で誕生したが,長い間の歴史的相違が背景となり,両大戦間期に議会制民主主義が機能したものの,チェコ人主導の政策にスロヴァキア人,ドイツ人が反発し,分離的傾向を強めた。39年にドイツ人同胞の救済を名目にしたナチス・ドイツの手で解体され,スロヴァキアは初めて独立したが,第二次世界大戦後に再び合一。48年以降社会主義体制となり,東欧圏に属する。60年代後半に政治的・経済的抑圧に対する反発が強まり,68年に体制内改革運動「プラハの春」が起きたが,ソ連などの軍事介入で挫折した。69年からソ連との関係修復をめざす「正常化」政策がとられ,またチェコとスロヴァキアからなる連邦制に移行した。89年に東欧革命が起こり,社会主義体制が崩壊した。その後スロヴァキアでは民族派が台頭し,独立運動を推進したために,93年1月にチェコとスロヴァキアの二つの主権国家に分裂した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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