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永楽帝(えいらくてい)

Yongledi 1360~1424(在位1402~24) 明の第3代皇帝,廟号は初め太宗,のち成祖。洪武帝の第4子。初め燕王に封ぜられ,北平で北辺の防備にあたった。建文帝が即位し,削藩策を行うと機先を制して靖難(せいなん)の師と号して兵を挙げ,首都を攻略して帝位についた。即位後は藩王勢力を抑えて帝権を強化し,宦官(かんがん)重用策をとり,大編纂事業を行った。また北平を首都とし,北京と改めた。だが帝の本領は対外発展にあり,ベトナム攻略,宦官鄭和(ていわ)による南海遠征,前後5回にわたるモンゴル親征などがあげられる。第5次モンゴル親征の帰途病没した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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