1. 武漢政府(ぶかんせいふ)

武漢政府(ぶかんせいふ)

1927年,広州から武漢に移転した国民政府。北伐の過程で,政府の位置を武漢にするか,南昌にするかの点で国民政府内に意見の相違があった。汪兆銘(おうちょうめい)を主とする国民党左派および中国共産党は,蒋介石(しょうかいせき)の反対を押し切って,27年1月,武漢に政府を移した。これに対応して蒋介石は南京に政府をつくり,ここに両政府が対立する。しかしその後,武漢政府内における国民党左派と共産党との対立が激化し,7月には共産党は政府から締め出され,残った国民党左派を主とする政府も,9月には南京国民政府と合体し,武漢政府は消滅した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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