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ファーティマ朝(ファーティマちょう)

909~1171 北アフリカに興ったイスラーム王朝。シーア派の一分派イスマーイール派の宣教工作の発展で,初代オバイドゥッラー(在位909~934)はカリフの称をとり,またマフディー(救世主)と称した。チュニジアを本拠としたが,969年エジプトを征服して,カイロ市を建設,ここに都を移し(973年),またシリアやアラビアにも支配を広げた。アッバース朝や後ウマイヤ朝と対抗し,シーア派イスラーム文化の中心となった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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