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ケレイト

Kereid 12~13世紀にモンゴル高原ハンガイ山脈付近に遊牧していたモンゴル系部族。トルコ系とする説もある。王国を形成し,ネストリウス派キリスト教を信奉し,文字を使用した。その王トゴリルは,タタル部族を破ったのち,ワン・カンと呼ばれた。彼はチンギス・カンの協力を得て遊牧諸部族の統一をめざした。しかしチンギス家との縁組みのこじれから不和となり,チンギス・カンを襲っていったん敗走させたが,逆に奇襲を受けて敗れ,1203年にケレイト王国は滅んだ。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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