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ゲルツェン

Aleksandr Ivanovich Gertsen 1812~70 欧米ではヘルツェン(Herzen)という。ロシアの作家,革命思想家。母はドイツ人。貴族地主の息子。モスクワ大学物理学科卒業。2度の流刑をへて西欧派としての筆陣を張ったが,出国後,パリで二月革命を体験,ブルジョワ社会に失望,変革の立場からロシアのミールを再評価し,のちのナロードニキ思想の先駆者となった。大改革期にはロンドンで雑誌『北極星』,新聞『鐘』を発行し国内改革に影響を与えた。自伝的回想『過去と思索』は名高い。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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