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公羊学(くようがく)

『春秋』の3伝のうち公羊伝を重んずる学問。今文(きんぶん)のテキストによる経学の中心をなす。前漢の董仲舒(とうちゅうじょ)に始まり,後漢の何休(かきゅう)が主張。のち清末に至り荘存与(そうそんよ),劉逢禄(りゅうほうろく),龔自珍(きょうじちん),魏源(ぎげん),康有為(こうゆうい)らが出て,考証学に代わり思想界に大きな役割を果たした。孔子を革命主義者として把握し,政治的実践を尊び,時代の変化,進歩を認める学説は,戊戌(ぼじゅつ)の変法運動など革新政治の根本理念となった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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