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木版印刷術(もくはんいんさつじゅつ)

唐代に始まり,宋代から元代にかけて本格化した印刷技術で,世界で初めて考案された。その系譜は印璽(いんじ)や拓本(たくほん)に求められる。木の板に文字を彫り,それに墨を塗り紙をあてて印刷する方法は,紙や墨が普及する7世紀に発展をみた。銅版印刷術や活版印刷術が中国で普及しなかった理由は,木版の刷り上がりのよさにあるとされ,多くの書物がこの方法で刊行された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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