モア

Thomas More 1478~1535 イングランドの法律家,人文主義者。オクスフォード大学でルネサンスの影響を受けた学者たちに学び,代表的な人文主義者エラスムスと親交を結ぶ。ヘンリ8世に重用され,外交使節としてしばしば大陸に派遣された。その経験をもとに理想郷の夢を託した『ユートピア』を執筆。1529年ウルジー失脚のあとをうけて俗人として初めて大法官に就任。32年国王が教皇庁との対立を深めたのをみて辞任。34年国王に対する忠誠の宣誓を拒んだためロンドン塔に投獄され,反逆罪で斬首された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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