1. 王安石(おうあんせき)

王安石(おうあんせき)

Wang Anshi 1021~86 北宋の新法改革政治家。撫州(ぶしゅう),臨川(りんせん)(江西省臨川市)の人。北宋中期,文治主義や社会不平などがもたらした軍事・財政危機にのぞんで若い神宗(しんそう)が1067年即位し,王安石を登用して再建を図った。彼は神宗の全面的信頼のもとに,69年副宰相,70年宰相となり,均輸法,青苗(せいびょう)法,市易(しえき)法,募役法などの財政・経済改革,保甲法・保馬法などの軍事警察改革,また学校,科挙制の改革を急進的に実施した。改革は時宜に適し財政も好転したが,一方祖宗の遺制を重視する官僚(旧法党)の猛反対があり,実行上にも官吏の不正や法の誤解があって素志が徹底しなかった。神宗の起こした軍事行動の失敗もあって,76年宰相を辞任し,改革の瓦解を郷里でみながら死んだ。詩人,学者,文章家としても著名。唐宋八大家の一人。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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