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ルイ14世(太陽王)(ルイじゅうよんせい(たいようおう))

Louis ・・ (le Roi Soleil) 1638~1715(在位1643~1715) フランス国王。ルイ13世の子。母アンヌ・ドートリッシュが摂政となり,マザランが統治にあたった。1651年フロンドの乱の渦中に成年に達したが,マザランの統治は61年,彼の死まで続いた。同年王は親政を行う旨を宣言,以後死に至るまでみずから全権を握り政務にあたった。彼は対外的にはヨーロッパ支配をめざし,4度の戦争(ネーデルラント戦争,オランダ戦争,プファルツ戦争,スペイン継承戦争)を行い,対内的には権威的・中央集権個人支配の体制を築き,神権的絶対君主の典型をなした。その国民への支配は宗教的統一の強制(ナントの王令廃止)にまで及び,また,その治世は古典主義文化の華をもたらしたが,晩年には対外政策の挫折と国力の疲弊により破綻をきたし,王政への批判が高まった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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